- Chromatec Laboratoryとは何か? - 

 超高意匠の内製塗料を独自に開発し、安定した品質で供給するため継続的に研究を行う。

 過去の知見から培われた有機化学、高分子化学、流体力学、光学などの総合的な技術を扱い、高性能AIを導入した開発推進により新たな色彩を生み出す。体系化された開発・製造プロセスにより、既存の市販塗料では実現できない目標意匠を達成している。


プライマー(下地塗料)

 

 "HADRON"は鏡面塗装、メタルペイント(メッキ調)、カラーシフトペイント(エフェクト)用に最適化したプライマー。クリアコートを重ねる場合でも、塗膜表面がゆず肌になったり荒れたりせず、平滑な鏡面を維持できるように設計。

 乾燥塗膜の表面にナノアンカーを自動形成(24時間後)するため、塗膜同士の密着性に優れる。また、希釈率の調整により、砂目から鏡面まで質感の調整が可能。(スプレーガン塗装時)



キャンディーペイント

 

 "PHOTON"はナノ分散顔料を使用した、キャンディーペイント技法用の塗料。顔料のみを使用しているため耐光性に優れる他、バインダーの光学的透過性の最適化を行い、全角度で極めて良好な透明性を実現している。

 顔料の一次粒子間にネットワーク構造を保持させることでナノ分散顔料の再凝集を防いでいる。また、微弱電荷(ゼータ電位)の制御により最長で1年間顔料の沈降が生じない。(2023年ラボ静置試験)

 クリアベースとの高度な体系化により希釈時にも顔料凝集が発生せず、彩度低下を引き起こさないのが最大の特徴。



アクリル系 クリア樹脂・クリアベース

 

 EMA, MMA, IBMAなど(いずれもポリマーとして)のアクリル系樹脂を用途ごとに使い分ける。樹脂ペレット(原料)から溶解することで、様々な塗料設計に柔軟に対応可能。溶剤設計にはHSP(ハンセン氏 溶解度パラメーター)の応用の他、極性を重視する独自の溶解性理論に基づいた複合溶剤を用いて樹脂ペレットの溶解を行い、これにより造膜性や物性の最適化を実現している。

 UVA/HALSを組み込んだ"Chromatec UVA Gen.3"は特に耐光性に優れる。UVAが高エネルギーの紫外線を吸収し、無害な熱エネルギーへと変換する。HALSは塗膜中で起こり得る酸化連鎖反応を阻止し、劣化要因に対抗する。特に鏡面意匠や透明性が重要となる作品に応用される。

 

 Chromatec CT2200系 塗料以降、全ての合成樹脂系塗料を対象にUVA/HALSの技術革新が導入された。主に紫外線の影響により断裂が予想される分子構造の特徴に応じた、高度なUVA/HALS設計を特徴とする。これは一時的な効果ではなく、半永久的な化学反応のサイクルとして機能する。

 ※特設ページ開設予定





超音波による塗料化

Ultrasonic pigment dispersing

パール系顔料の配向性向上

Orientation of pearl pigment


カラーインデックス参照 Colour Index (C.I.Name)

材料 Materials


開発ページ

Development page

高森幸雄 開発ページ Development page

硫黄化合物と鉛白の混色による黒変

高森幸雄 硫黄化合物と鉛白の混色による黒変

絵具を作る Making paints

高森幸雄 油絵具を作る Making Oil Paint
高森幸雄 アクリル絵具を作る Making Acrylic Paint

ラピスラズリ精製 Refined Lapis lazuli

高森幸雄 Yukio Takamori ラピスラズリ精製 Refined Lapis lazuli-2
高森幸雄 Yukio Takamori ラピスラズリ精製 Refined Lapis lazuli-1

顔料を作る Making Earth Pigment

高森幸雄 Yukio Takamori 顔料を作る

サンシックンドオイルを手作りする

Making sun-thickened oil

高森幸雄 サンシックンドオイルを手作りする Making sun-thickened oil

光干渉顔料

Optical interference pigments

高森幸雄 光干渉顔料 Optical interference pigments

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