高森幸雄 塗料化学 Yukio Takamori - Chemistry of paints

無色透明な油絵具 Colorless transparent oil color

透明な油絵具1
透明な油絵具2

描画面に、薄く透明な層を作り出すために考案した絵具。

薄く塗布したものであれば、この透明な層の上から加筆できる。


通常は体質顔料に乾性油などを混ぜると淡黄色になるが、この絵具はほぼ無色で、極めて透明度が高い。


アルキド樹脂などを基剤として増粘した市販のペースト状メディウムよりも顔料分を多く含むが、より透明度が高く、反対側が透けて屈折して見える。

 

また、油絵具が酸化重合する際の質量増加に関するノウハウを生かし、質量の変化を軽減している。

透明な油絵具3

 

左:完成品 右:試作品

 

右:試作品ではわずかに色が残っているが、左:完成品はさらに色が薄くなっている。