高森幸雄 塗料化学 Yukio Takamori - Chemistry of paints

ラピスラズリ精製 1

溶剤の反発作用を利用したラピスラズリ精製

左:精製前(くず石をそのまま粉砕して油絵具に)

真中:チリ産

右:精製後(くず石を精製後、油絵具に)

 

ラピスラズリのくず石をそのまま粉砕して絵具化すると、不純物が含まれるために灰色となる。

彩度の高い青を得るためには、発色成分(ラズライト)を抽出する必要がある。

 

ラピスラズリのくず石の中から、

良好な色のものを選鉱して粉砕する。

 

ハンマーで粉砕したものを

乳鉢・乳棒を使用して細かく磨り潰す。


粉砕したラピスラズリから発色成分を得るため、独自の処方で精製。

溶剤の反発作用を利用し、ラズライト以外の物質を分離させる。

 

上の層に不純物、下層ラピスラズリの発色成分に分かれる。

ラズライトの純度が高まっているのが分かる。

 

 

ラピスラズリの精製粉末顔料
沈殿した青を乾燥させたもの。

ラピスラズリ精製顔料を使用した油絵具

 

関連:精製方法による色の違い

 


2012年3月26日

 

ラピスラズリ使用例 

 
"Gray Stairway"
Oil on plywood 1167×727mm
2011 Yukio Takamori

 

Following the contours detection of the photo by the computer, the contours were then projected on a screen; based on this an oil painting was created.
The coarse grain particles of the marble screen were then captured on film expressing a sense of particles.
The blue in the scarf was created with the use of "blue" from my own using the crushed, purified lapis lazuli (jewellery)
At present, the artist is producing pictures themed on photos and optics.

写真をコンピュータで輪郭検出した後、その輪郭を画面に投影し、それを基に徹底して手を加えた油彩画。フィルムに写る粒子感は、大理石の粗粒子で表現。
スカーフの青は、独自に粉砕精製したラピスラズリ(宝石)の青を使用した。

"Gray Stairway" Oil on plywood 116.7×72.7cm 2011 Yukio Takamori 高森幸雄